モリ・カケ問題で露呈した自民党の体質

 

 

モリ・カケ問題に一言いいたくて、このブログを書きました。

切っ掛けは、友人からのメッセージでした。そのメッセージを張り付けます。

 

 

 

『昨日、地元の国会議員さんと懇談会でした。過去に新潟の角栄道路がありました。国会議員なら日本のために道路を造ればいいのに、
なぜ角栄道路が作られたか。それと同じような「そうへい道路」が地元にもあります。つまり国会議員さんは道路に関しては地元や友人に利益があるようにやってきました。』

 

『このたび、道路ではなくて学校に口利きとはまでは言いませんが、そういうことがありました。道路は良くて、学校はひっかっかったと。それはなぜだろうと国会議員さんが言いました。昨夜のことでした。』

 

 

 

上記のメッセージを読んで、モリ・カケ問題は、「一強の奢りと臭み」そして、「時代精神の変容」を感じました。

 

 

 

『道路口利き』と『学校口利き』との比較で、自民党議員さんの「なぜ道路口利きは問題化せずに、学校口利きは問題化したのか?」との胸の内が伝わってきました。

 

 

 

 

その答えを考えると二つの理由が想定出来ます。

 

 

 

★一つ目は「一強の奢りと臭み」だと思います。そして「臭み」とは無自覚で配慮の無い水域に来ている国民の疑問に対する答えに表れています。
その傍証が、菅官房長官の記者質問への受け答えが、キデハナヲククルような有権者へ寄り添う姿勢が絶無で、尊大な返答にあります。

 

★二つ目の理由、それは僕達有権者の「時代精神の変容」にあると思います。それは、「お上の言う事は全て正しい」と言うシンプルな(単細胞な)認識では無くなり、「お上も嘘をつく事もあるから吟味しよう」と言う認識に多くの国民が切り替わっている事に自民党議員は理解出来ていない様です。

何と言っても、旧民主党政権時に起きた311事故(実はテロ)の時の『ただちには、人体に影響はありません』と言う「安全デマをお上が流すのかよ?」と、これが良くも悪くも国民の「お上」を見る姿勢や意識を変えました。

 

意識の変化は、駅前や公園の鳩にも及んでいます。僕達人間様の足下から逃げなくなりましたね。認識能力の拡大は、人間に限った事ではないようです。

 

 

 

 

そんな自民党議員と国民の温度差がある状況で、森友学園における安倍昭恵夫人の証人喚問、そして加計学園における前川(元)文科省事務次官の証人喚問を開かない「疑惑逃れ」が、国民の疑問に説明責任を果たさない姿として、自民党政党支持率の低下に表れています。
その結果は、まず東京都議選に出るだろうと考えます。

 

 

そう言えば、森友学園の大幅値引きの根拠である9.9メートルの堆積ゴミは、客観的根拠を調査したのでしょうか?

自民党は説得力のある根拠や証人喚問で疑惑を叩き潰す迫力を示さなければ、自らの首を絞めている事の自覚も無い様に見受けられます。

 

 

 

 

加計学園問題「総理のご意向」の意味がついに解明。伝言ゲームで誤解が広まったhttp://netgeek.biz/archives/98162

 

(4)メモで確認できる「総理のご意向」というのは「規制改革を進める」という部分を指しており、断じて「加計学園獣医学部新設」を指しているわけではない。

たとえこの指摘が正しかろうとも、安倍晋三の政治家責任が免れる事にはなら無いと思います。

 

 

 

以上です。