トヨタ・カムリ開発責任者に聞く / Unprecedented change(前例のない変革)

 

 

このブログでは、車作りの最前線を生きるチーフエンジニアにスポットを当てた記事を読みながら、「車作りの荒波ほどの試行錯誤が、政治の世界には起きていないな!」と誠に主観的ではありますが、そう感じた事を淡々と書かせて頂きました。

 

 

 

(記事本文より抜粋文は、茶色に色分けしました)

北米では、カムリはしばしば食パンやバニラアイスに例えられます。そのココロは?「無難な選択」という意味です。「迷ったなら、カムリを買っておけば安心。壊れないし、運転もしやすい。車内も広い。上質な見た目と乗り心地で家族の誰も文句はいわない。価格も手頃だし、リセールバリューも高い....などなど」。

 

 

 

 

 

トヨタ・カムリ開発責任者に聞く / Unprecedented change(前例のない変革)

http://gazoo.com/article/keyperson/170710.html?adid=ag159_pc_ycd_17_002&padid=ag159_pc_ycd_17_002

 

 

 

 

 

大変ありがたい評価ですが、残念ながら、そこには、ワクワクとかドキドキとかいったポジティブな動機が希薄です。カムリは価格やクルマの基本性能といった合理的で機能的な価値を限りなく追求し、高めてきたクルマではありますが、感性に訴える感性価値の要素が足りない。

 

 

 

 

 

いつまでも、「無難だから」というコンサバで消去法的な選ばれ方に甘んじていては、ナンバーワンであり続けることはできない。そんな危機意識があったのです。 

 






トヨタの車作り、凄いなって思いました。 技術的裏付けだけでなく、感性価値を追求した付加価値を上乗せするって、「評価が割れやすいリスクへの挑戦ですよね」。 このような、開発技術者の心意気をトヨタ以外のメーカーにも鋭く切り込んだ取材記事が読みたいです。




開発者の勝又正人(かつまた・まさと)さんのお写真がサイトに掲載されています。様々な試練や荒波を乗り越えた修行僧が究めた先のお大仏顔だなって思いました。三次元世界での究め方って、どんな世界・業界にもあるんだなと感じさせて下さいました。

 

 

 

 

上記の車作りの試行錯誤や乾坤一擲の勝負どころ、或いは、細かな部品の一つ一つを全体のボディ目標を視野に作り直す細かな作業、このようなワン・フォー・オール、オール・フォー・ワンのきめ細かい再構築(reconstitution)は、政治の世界では、今回の衆院選挙を見る限り、まったく該当しませんし、未成熟だと痛感しています。



つまり、生活者の市民一人ひとりの声が反映されていないと思います。

※この実感が世論的認識になるまで、あとどの位の時間が掛かるのでしょうか?

 

 

 

 

 

以上(異常)です。