トランプがジョーカーになる!?(その2)

 

 

 

2017年8月22日(火)のTBSラジオ「セッション22」において、アメリカで起きている白人至上主義(人種差別主義)がベースとなったテロの深層に流れる狂気を『民主主義に対する不信感』であると分析している。


また、白人至上主義者のスティーブ・バノン氏は、K.K.K(クー・クラックス・クラン)への彼らはピエロだ」発言を紹介して、表層的な白人至上主義とは、本質が異なる事を指摘した。ここは非常に共感できる。
一方、トランプは、KKKの幹部から支持表明があっても公にはお茶を濁す程度でした。

この辺りは、安倍晋三を支持表明する統一教会日本会議との関係と似ていますね。(笑っ)


トランプのホンネは、「お前ら(KKK)は、日陰の黒子に徹していればいいんだ!」だろうね。
この見下した関係を、ジョージ・ソロス等のトランプ政権と敵対する勢力が見逃さなかったのではないでしょうか?トランプは、敵対勢力から、南北戦争にも遡る根深い問題を引っ張り出されて、その問題が長引く事を嫌って、余計に北朝鮮空爆を仕掛けて世論の眼を南北戦争等の人種差別から離そうとするのか?などと、先読みしてしまいます。




クー・クラックス・クランhttp://bit.ly/1LbmzZE



トランプ大統領がKKKに。 白人至上主義者の"擁護"を風刺する表紙を雑誌が掲載
http://www.huffingtonpost.jp/2017/08/19/trump-kkk_n_17790746.html












荻上チキ・Session-22 2017.08.22 陰の大統領とも呼ばれた黒幕・バノン氏を更迭。トランプ政権で今、何がè

https://www.youtube.com/watch?v=By9q2rfLIf4

(音声YouTubeです)



青山学院大学 会田弘継氏

http://bit.ly/2g7UT2n

http://bit.ly/2g7pEVi



上智大学 前嶋和弘氏

http://bit.ly/2xudNnH

http://bit.ly/2vqBV9e







以下は私の超下手な解説 【憶測や観測や私見を含みます】 をします。
これも、見方の一つと斜に構えて読んで下さい。




まず、トランプが2016年末の大統領選で、もしも落ちて、ヒラリーが大統領になったら、どんなシナリオが用意されていたかと言うと、それは日中戦争だったと思います。
その理由は、米国債を所有するナンバー1とナンバー2の国、中国と日本が戦争をして共倒れになれば、米国の借金が帳消しにされ、アメリカの覇権が維持される訳です。
これは、グローバリズムの流れの中での自然なシナリオだったと思います。
だからこそ、その流れを知っていた安倍晋三は、日本を戦争の出来る国に無理矢理もっていったのだろうと思います。



しかし、トランプが大統領となった。トランプは基本、反グローバリズムです。だから米国のTPP離脱があった訳ですし、パリ協定も炭酸ガス地球温暖化の相関関係は、微々たるもので、限りなく嘘に近い話であり、お金儲けの詐欺話であるとは、多くの人達が指摘しています。
トランプが反グローバリストであるのであれば、世界統一政府樹立プロセスにも反対しているはずです。なぜなら、TPPもパリ協定も世界統一政府樹立プロセスのヒトコマに過ぎません。



僕が何を説明しようとしているかと言えば、2017年8月12日にバージニア州シャーロッツビルで起きた暴動の裏側です。

正にここを上記のTBSラジオ番組『荻上チキ・Session-22 2017.08.22 陰の大統領とも呼ばれた黒幕・バノン氏を更迭。トランプ政権で今、何が』で、会田弘継氏と前嶋和弘氏が語っている事なんです。


それは、上記番組の26分45秒付近から議論されるトランプとバノンが、白人至上主義者達やカウンターカルチャー、等の大まかには反リベラル(反オバマ)であり、会田弘継氏の言葉を借りれば「行き場のない、出口の見えない半狂乱低所得白人集団」=(だから極右や極左に嵌まりやすい集団)をうまく利用してきた。その欠片が、KKKであり、オルタナティブ右翼オルタナ右翼)等の白人至上主義者です。かれらは、トランプ政権にシガミツイテ行った。
トランプの掲げた「アメリカ・ファースト」は、自暴自棄の渦中にあった彼らに希望の光を投げかけた。彼らはオバマのような既存の既得権益を維持しながらの改革に嫌気が差していた。
彼らは、トランプが掲げる反グローバリズムに「希望」を見いだした。



また、従来からの保守の人達の中にも「新たな保守」が生まれた。「富の再分配」を訴えたフランスの経済学者トマ・ピケティ氏の影響を受けた方々です。
つまり、トランプを支持した人達は、保守にも革新にも広い階層に存在し、過去からの支配階層が築いた経済システムを破壊もしくは再構築を心から望む人達でした。

 

トマ・ピケティ氏とは・・・

http://bit.ly/2xwbTmE

 

 



だから、トランプ政権は、左寄りの人達にも、右寄りの人達にも自由化を進めてきた。
経済的な自由化と、社会的な価値観の自由化を進めてきた。


【しかし、それはリベラルではなく反リベラルなのです。ここが、分かりにくいところです。
ここを分かりやすくするならば、リベラルは、裏権力の存在を隠してのアンダーコントロールされた自由化だが、トランプの自由化は、裏権力のアンダーコントロールを否定して、自分達こそが裏権力をも乗っ取るのだとのアピールがあったのではないか?その為に、KKKなどのネオナチズムさえも、米世論の見えないところで利用した】・・・【】内は僕の見方です。




そして、上記ラジオ番組の34分55秒よりの白人至上主義者の暴動、つまり、2017年8月12日にバージニア州シャーロッツビルで起きた暴動です。この背景に関してです。
これは、この場所にあるリー将軍の像を撤去する・しないの静かなデモから暴動になった。
暴動に発展した理由の裏側には、反トランプ陣営のジョージ・ソロスの配下が、お金で雇った暴動要員が暴れたからで、用意周到に練られたトランプ政権への打撃が実行され、その為にバロン氏を解任せざるを得ない状況にトランプが陥ったと、僕は見ています。





この辺りを、裏情報に精通された現役の裏番長である増田俊男氏が、以下のように伝えています。




増田俊男の時事直言
(2017年8月21日)

・第一部:政治編 トランプ劇場第一幕:ホワイトハウスの乱

・第二部:経済編 迫りくるアメリカの財政危機


第1部
http://www.chokugen.com/opinion/backnumber/h29/jiji170821_1185.html
昨年の大統領選中の6月18日、トランプがキッシンジャー私邸に招かれたことでバノンはトランプ支持を決意し、8月からトランプの選対本部で活躍した。
バノンは今回辞任を決意してから、「ホワイトハウスはCIAとゴールドマン・サックスと戦うべきだ」と言い、対北朝鮮戦略では、トランプ大統領の軍事行動も辞さないFire and Fury(炎と怒り)は「忘れるべきだ」(間違っている)と、さらに「アメリカは今中国と経済戦争状態にあり、アメリカは劣勢だ、不公正な貿易慣行を巡り中国攻勢かけるべきだ」とインタビュー等述べている。
バノンの主張は概ねトランプ大統領の使命に合致するが、バノンの明確過ぎる発言がかえって政権内に混乱を起こしてきたのは事実。今回の辞任・解任はいわばトランプ・バロン馴れ合いの所作である。トランプ大統領の宿敵CIAや軍産は今なおトランプ倒しに余念がなく、次々と手を打っている。シャーロッツビルで暴徒を起こしたのは、白人至上主義者のデモ計画を知ってトランプを敵視するジョージ・ソロスの資金提供を受けたCrowds on demandなどのリクルート(人集め)団体が日当と交通費などネットで提示して集めた抗議活動参加者を訓練して送り込んだ者たちである。CNN、その他のメディアはデモと乱闘のスポンサーは誰で何の為か承知の上でスポンサーの意図に従ってトランプ批判を続けている。又トランプもシャーロッツビル暴動が何であるか百も承知で、バノン解雇の理由に利用したのである。バノンが北朝鮮問題でトランプと口調が合わなかったのは、北朝鮮のグアム攻撃報道の背後にあった取引をよく理解していなかったからである。日本は2016年から中期防衛力整備計画(2019‐23年)の期間中にイージス艦増強、現行迎撃ミサイル(PAC-3)能力改善及び強化さらにTHAAD(高高度迎撃ミサイル)導入を推進してきたが対日報復を含む中国の反対と米議会の承認問題があり動けなかった。モナコで知り合いになった中国情報部R氏から、アメリカから日本に兵器(THAAD、その他)を売るのを手伝ってくれと頼まれたが条件が合ったので口先だけの抗議をすることで決着したと聞いていた。自衛隊北朝鮮のグアム攻撃報道を合図に、イージス艦の迎撃準備、4県へのPAC-3迎撃ミサイル配備で8月15日に予定された北朝鮮から日本海向けのICBM発射を待って迎撃能力不足を見せつける予定であったが北朝鮮と米中の間で「取引の話」がついたのでICBM発射はなくなり急遽「日米2+2」(日米の外務大臣防衛大臣会合)となった。これで中国の激烈な抗議もなくなり、米議会承認も得られ日本はアメリカに数千億円の発注をすることが決まった。金正恩は「グアム攻撃はアメリカの出方を見て決める」と言い、トランプは「金正恩は賢い選択をした」と応じたが、この意味するところは、「日本に兵器を買わせた手数料をいくら払ってくれるのか見たい」(金正恩)、「しこたま儲けるロッキードからCIAを通して払わせる。よかったな、金正恩君」(トランプ)である。R氏によるとアメリカは日本から外務大臣防衛大臣を呼んで中国への口封じ料の支払いを指示するので中国は目をつぶることになっていると言っていた。テレビや新聞で専門家や評論家を集めて北朝鮮だ、バノンだと騒いでいるが、99%(国民)の為の娯楽(エンターテイメント)である。本誌読者だけが1%(エリート)と同じ「ニュース」を知ることになる。・・・・(抜粋終了です)






一方で、アイデンティティ・ポリティクスから発生した社会問題もある。
http://bit.ly/2xw7Iat


アイデンティティ・ポリティクスとは、社会的不公正の犠牲になっているジェンダー、人種、民族、性的指向、障害などの特定のアイデンティティに基づく集団の利益を代弁して行う政治活動のこと。

社会から差別されていると感じている様々なマイノリティ集団が、批判の鉾先の照準合わせが、この10年から20年の間に、表の権力集団である政党や政権から、これらをアンダーコントロールしている裏権力組織に照準が合って来たのも、トランプが大統領になれた草の根的要素でもあると思います。



そして、彼らが照準をあわせた共通の敵は、裏権力であり、その代名詞的存在こそ、ビルダーバーグ会議に出席するグリローバリスト達だと思います。

ビルダーバーグ会議とは・・・
http://bit.ly/22BHLQs






話を、上記のTBSラジオ番組、セッション22に戻します。


41分過ぎから会田氏が語るバラク・オバマの8年間に「アメリカの人種間差別意識は高まっている」と言う分析からも分かりますが、新自由主義は、容赦ない実力主義で、「力の有る者が勝者である」との発想が、「弱者救済」思想を消失させて、それがアメリカの場合、人種差別意識を高める結果になったのではないか?これは僕の私見です。
だからこそ、トランプの反グローバリズム(反新自由主義)が、有権者である大衆の心を掴んだのではないか?



私見に過ぎませんが、つまり、2017年8月12日にバージニア州シャーロッツビルで起きた暴動は、上記の社会世論の底流に流れる「人種差別はまだ終わっていない」と言うアメリカ人(特に低賃金層)の琴線を振るわせたのではないでしょうか?
お金で雇われている、お金だけのデモ参加ならば、死者はでなかったのですよね。




この反トランプ勢力が仕組んだこのトランプの生命線にも直結する白人至上主義者KKK等の暴力の方向性をグローバリストへ向けさせる為に、トランプ政権は、今後どんな布石を打つかと言えば、ビルダーバーグ会議等のグローバリストの計画や手の内を情報開示し、トランプ政権は、グローバリストと戦っている事を印象操作させる戦略に出るのではないかと予想します。
ただ、政治はそんな単純なものではないので、今迄通り、多重多層的複眼思考で見ていく必要があります。




最後に、TBSラジオの44分17秒付近からの前嶋氏の発言に、バノン氏がKKKに対して「あいつらはピエロだ。私は、あいつ等を救う為に政権に入ったのではない」と言う発言を紹介しています。バノン氏は苦労人で正直者だから、このようなホンネを公式の場において発言してしまう事自体が、彼ら(過激な白人至上主義者)を上手くコントロール出来ずに、反トランプ勢力ジョージ・ソロス等に反撃の場を与える事になっている事を気づいていない。
ラジオでは、前嶋氏に続けて、会田氏が、『
民主主義に対する不信感』が、米国世論における認識において、明白となっている事実も後押ししているという事です。


例を挙げれば、ブッシュジュニアの大統領選挙における不正選挙、「本当は、ゴア氏が勝っていた」とか、911におけるオフィシャルライ(公式な嘘)から見え隠れする裏権力のアンダーコントロール体質。これは、安倍晋三が、元防衛相稲田朋美へ嘘をつき続けろと言ったとしか思えない不自然な行状、安倍昭恵の秘書はノンキャリアだったにも関わらず異例の海外栄転で、参考人招致をさせない策を弄した等々と似た話です。未だ未だ有り過ぎますが、割愛します。





そして、これが最後です。





増田敏男の時事直言!
・第二部:経済編 迫りくるアメリカの財政危機

http://www.chokugen.com/opinion/backnumber/h29/jiji170821_1186.html

アメリカ国家予算の債務上限問題が、火花を散るだけの問題から、多数の死傷者を出す戦争殺し合いへ向かうのか、それとも別の要因が発生して、問題が回避されるのか?


この米国の国家予算の債務上限問題の件は、日本で言えば、一般会計(100兆円規模)と特別会計(予算規模400兆円)の後者の問題にメスが入れられるか?
メスを入れるとしれば、日本における裏権力を、表に引っ張り出す必要があります。
お白洲に引っ張り出す事が出来るか?
ここが問題です。

 

 

 

《参考サイト》

 

白人至上主義者の“味方”するトランプ大統領が分断に拍車をかけるhttp://bit.ly/2xgxOiq

 

 

トランプの勝利はオバマ政権の理想主義的なリベラリズムの敗北なのか?

http://www.glocallife.net/entry/trump-liberalism

このサイト作者が主張する以下の説は、現時点から言うと表層的で間違っていたと言えますね。

『結論から言うと、私はトランプの勝利はリベラルの敗北ではなく、

「一過性の反動主義的な動き」にすぎないと思う。』

 

 

 

「リベラル」の意味がわからなかったので・・・・

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1015883860?__ysp=5Y%2BN44Oq44OZ44Op44Or44Go44Gv

 

 

アメリカ揺るがす “反オバマ”の衝撃

(2010年4月15日(木)放送)

http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/2877/1.html

 

 

シャーロッツビルの暴動について

http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/52012917.html

 

 

米トランプ政権、気候変動取り組みのパリ協定を離脱

http://www.bbc.com/japanese/40128669

 

 

佐藤優】 くにまるジャパン 2017年8月18日
https://www.youtube.com/watch?v=ucEORowkAzw

17分17秒よりトランプ・バノンの白人至上主義が今後のネックとなる事を解説しています。

 

 

以上